
器の世界
Jun 29 2010
先日、新国立美術館で開催していた
ルーシー・リー展に行ってきました。
もともと、器は大好きですが、彼女の作品を見たのは初めて。
とても小さくて華奢な体の彼女の作品は、
歳を重ねてもつねに進化していて、
キラキラした新しい輝きをもっていました。
左右対称ではない不安定なシェイプが生み出す繊細で華奢な美しさ、独特の釉薬の塗り方による美しい色合い。
どの作品も心惹かれるものばかりでした。
特に乳白色の器を見たときは、その色合いからイメージされる、
暖かな、やわらかな、包まれるような優しさを感じて、
胸があつくなりました。

彼女以外で、私がもっとも愛しているのは、
三代目徳田八十吉さん。
家族が金沢に住みだし、遊びに行った際に美術館で
九谷焼の展示を見た際に、彼の作品に出会いました。
釉薬で色彩を調整した鮮やかな群青色が特徴の作品は
見ているだけで幸せになれます(私だけ?)
特に青から黄色のグラデーションは、完全に私のツボでして、
これまた、見ているだけで泣けます。

角川文庫から3万円くらいの作品集が出てたみたいなんですが、
絶版らしいのですよね。。
残念ながら昨年お亡くなりになってしまったのですが、
作品展を東京でも開催しないかと心待ちにしている日々です。
というわけで、器の持つ質感やフォームと、釉薬の色合いが
どうやら私の涙腺には響くようです。
人の持つ五感を私はいつも大切だと思っていますが、
自然やアート作品などから何かを受け取れる時、
いつも嬉しく感じるものです。
デザイン力にはまるっきり自信のない私ですが、
五感は常に敏感に、
いつかはデザインにも反映できるように、
これからもいろんなモノを見ていこうと思います♪
m.s.